・新型パイ論（2000.08.23 パパ作） 私が現在使用しているパイロンには２種類の形状があります。硬いプラスチック製で先が尖っているもの（＝A型）と、柔らかいビニール製で先が尖っていないもの（＝B型）です。 A型の長所は、耐久性がある、風に飛ばされにくい、蹴散らしときに爽快感がある、などが挙げられます。短所は、重い、値段が高い、転倒時に体に刺さる、などです。 一方、B型の長所は、軽い、安い、体に刺さらない。短所は、風に飛ばされやすい、タイヤに絡まって転倒する恐れがある、などです。 以前私は回転系の技をしていて、A型パイロンの上にうつ伏せに倒れ、その先端を肋骨で受け止めたことがあります。外科へ行ってレントゲンを撮ったところ、幸い骨折はしていませんでしたが、２週間くらい痛みがひきませんでした。以来私は、A型パイロンを使うのが怖くなりました。 でも私は本当はA型パイロンの方が好きなのです。全力疾走でパイロンに突入し、オープンクロスで蹴散らします。A型パイロンは「コーン」という乾いた音とともに、遠くまで飛んでいきます。私が最後のパイロンを通過したあとも、蹴散らしたパイロンたちはまだ方々でコロコロと転がっています。これがスラロームの醍醐味ではないでしょうか。パイロンは硬くなくてはいけません。柔らかいビニール製では「コーン」という音は出ないのです。 そこで提案します。どなたか、A型とB型の長所を併せ持った新型パイロンを開発していただけませんか。つまり、硬いプラスチック製で先が尖っていないパイロンが欲しいのです。さらに蛍光塗料が塗ってあれば、なおよろし。闇練（夜の練習）の時でも安心です。 「新型パイロン、２０個セットでたったの2,000円。今なら１.５ｍ間隔の目印付きメジャーと、ロウセキ、チョークがもれなく付いて大変お買い得」 どなたかお願いしますね。