・ケイトとスケート（語呂がいいでしょ）（2000.07.28 パパ作） ケイトが幼稚園年少のときのお話しです。TVアニメ「レッツゴー」の中で主人公がインラインスケートを履いてミニ四駆を追いかけるシーンがありました。ケイトはそれを見てカッコいいと思いました。スケート靴がほしくなりました。パパに頼んで、伸び縮みが出来るローラースケートを買ってもらいました。 ところが、一番小さなサイズに縮めてもケイトの足にはブカブカでした。滑ることは出来ません。歩くのが精いっぱいです。すぐに靴が脱げて転んでしまいます。転んでは起き上がり、起き上がってはまた転び、「もうあきらめた」とケイトは泣いてしまいました。 そこで、ローラースケートよりインラインスケートの方が転びにくいのでは？とママは考えました。インラインスケートにはバックルがついているので、多少ブカブカでも脱げることはありません。また、タイヤが４つ一列に並んでいるので、前後の安定性も高くなっています。ケイトのインラインを買いに行ったついでに、パパも自分のインラインを買いました。そして、いっしょに光が丘公園で練習を始めました。 パパは昔スキーをやっていたので、とりあえず滑ることは出来ました。ケイトは、広い公園の中でパパと逸れないように、泣きながらパパのあとを必死で付いて行きました。ママはひとりでボーっとしているのに飽きてきたので、ケイトのお下がりのローラースケートを最大に伸ばして履いてみました。ママはスキーやスケートの類は昔から苦手だったので、ケイトのさらにあとを亀のようにゆっくりと付いて行きました。 そのあと３年間、３人は日曜日になると光が丘公園に練習に行きました。スケート仲間がたくさん出来ました。いくつかの大会にも出場しました。そして、３人はインラインスケートが「かなりじょうず」になりました。めでたし、めでたし。