・一番大切なこと(2001.05.25)

ここまで出来るようになったら、キッズ・スケーターとして必要なテクニックはひととおり身に付けたと思います。この先本格的にスラロームを続けるのであれば、「バック」「オープン」‥‥と、練習をしていくことになります。基本技を制覇したら、いわゆる「トリックスラローム」を目指してみましょうか。最高レベルのスケーターたちが技を競い合う、別世界が待ち受けています。

あるいは「ロードレース」「ホッケー」「アグレッシブ」等、他の分野に目を向けさせるのも、いいかもしれません。こうなると『がんばれ!キッズ』のコーナーでは限界です。上手なスケーターが集まる公園や、さまざまな大会に子供を連れっていってあげましょう。子供なりに刺激を受け、自主的に上級者のテクニックを吸収しようとします。親としてのスタンスは、無理強いをしない、やる気にさせる、続けさせる‥‥これが重要です。

インラインスケートは、オリンピックの種目ではないですし、プロの選手もほとんどいません。いくら上手になっても「報われる」ことが少ないスポーツです。しかし、インラインスケート(特にスラローム)は、親子・夫婦で楽しむことができる格好のスポーツです。天気のいい休日は、家族揃って公園へ出かけましょう。そして、家族いっしょに楽しく滑りましょう。それが結局のところ「子供にとって一番大切なこと」だと思うのです。

がんばれ!キッズ。


(おしまい)